中堅法学部生!

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露わになった差別問題

こんにちは、中堅大学生です。

 

今回は差別が生まれる要因でもあるステレオタイプ化についてのレポートを公開しようと思います。

 

ステレオタイプ化とは、ある人を、年齢、性別、人種、国籍、職業のような、容易かつすばやく識別できるような特徴によってカテゴリー化し、そのカテゴリーの性質を個人に帰することを指す。

例えば、「あの人は高齢者だから足が遅い」や、「あの人はアメリカ人だから礼儀がなっていない」などである。現在の社会情勢では、アメリカで中国人や韓国人などのアジア人が新型コロナウイルスの発生元として、ひとくくりにされてしまうこともある。私の周りで起こったステレオタイプ化において、とりわけ私の心に残っている例が、高校生の時にいった修学旅行で訪れたグアムで、現地の人に、「君たちは本当に犬などを食べることができるのですか?」と聞かれたことである。私たち日本人には、もちろん犬を食べる文化はないうえに、そもそも犬を食べる食文化が存在するのは、一部の中国の人々である。私はこれを言われた時に、あらためて中国や日本、韓国などの国々はアジアとしてひとくくりにされていると感じた。このように、ある人々、この例に当てはめて考えた場合にはグアムに訪れた時の現地の高校生から見て私たちのような日本人や中国人、韓国人などの人種が、ひとつの集団に見えることを、外集団同質性効果という。

このようなステレオタイプ化の要因としてあげられるのが、社会的支配志向、権威主義的パーソナリティ、存在脅威である。

社会的支配志向とは、社会的階層、すなわち、ある集団が特定の集団を支配する構造を支持する志向のことである。具体的には、社会階層による不平等を正当化する傾向、この社会は弱肉強食であると考える傾向、社会的支配志向が強ければ強いほど内集団の利益を積極的に追及する傾向がある。これらの傾向があると、内集団の者を外集団よりも好ましいと評定し、外集団の者を差別する内集団ひいきが強くなる。

権威主義的パーソナリティとは、これを持つ者に、偏見を持たせやすくするものである。これを持つものは、伝統的な価値に剛直になったり、他集団への全般的な敵意を持つようになる。他にも、曖昧さや耐性の低さが露呈したり、権威的人物への服従をするようになる。

存在脅威とは、人間は死が避けられないことを理解する存在脅威管理理論の存在脅威である。この理論によると、人間は不確実な死を意識すると、不安を和らげるために文化的世界観に執着し自尊感情を高めたり、宗教や常識、社会的ルールの価値基準に従おうとする。これらのことをした人間は自分を基準を満たした社会の構成員であると認識し、この基準から逸脱したものを排除しようとするから結果的にステレオタイプ化につながる。

このように、偏見や、そのの前段階でもあるステレオタイプ化とは、小さなものでは私たちの周りで日常的に行われており、気づきにくいことも多いが、これらが生じる要因はいくつかわかっていることからも、私たちは偏見やステレオタイプ化について解決は難しくても、それについて意識することが重要である。』

 

このような内容になっています。

 

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